2005年11月1日
中国知財事情 第5回
中国知的財産総論 中国と知的財産戦略
中国経済の発展により、今や中国における知的財産戦略なくして日本の知的財産戦略を立案することはできない。
知的財産戦略における「戦略」とは、「取り組む場所」で「達成すべき課題」を設定し、その「実現可能なシナリオ」を書くことを意味する。
中国における知財戦略のシナリオを書くためには、まず「取り組む場所」である中国において、知財情況とそれを取り巻く環境・文化・風土を分析し把握する必要がある。
「事業戦略なくして知財戦略はない。」と言われるが、事業戦略の最も重要な「達成すべき課題」は、事業の市場における優位性の確保にある。
今回の特集では、中国における事業の市場優位性を確保するため、中国における知財戦略では、中国で知財を有効に活用することにより事業の市場競争力の形成と保全とを実現するシナリオを書くことにある。
参照資料
中国知的財産事情第5回目はPDFファイルでも閲覧できます。
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弁理士 佐藤 辰彦