2011年12月1日
株式会社キンセイ産業と米国オハイオ州クリーブランド
「日本発のガス化燃焼技術を米国に移転」
キンセイ産業は創業以来45年間、産業廃棄物の焼却技術の開発と製品化を行ってきています。その中で、キンセイ産業が独自に開発した乾留ガス化燃焼技術は世界で唯一の製品化を実現したものです。
この技術は、環境汚染物質並びにCO2排出量の削減に寄与しています。この実施製品は国の排ガス規制の基準をはるかに超える性能を発揮しており、これにより地域環境を改善しています。
この技術について特許34件を取得しすべての特許を実施しています。わが国全域ばかりか海外では韓国・台湾・中国・タイで実施しております。特許ライセンス契約は海外企業5社と行っており、日本からの技術指導によって現地生産を行っています。
この技術は産業廃棄物の完全焼却のみならず、その効率の良い燃焼による廃熱を利用した発電技術が注目されています。
この技術に米国オハイオ州クリーブランド市が注目し、現在この技術を利用したごみのガス化燃焼と発電のプロジェクトが進行中です。
今年9月27日にクリーブランド市長、市議会議員等の訪日団がキンセイ産業を訪問し、技術調査を行うとともに、稼働中のガス化燃焼炉の見学を行いました。ごみを電気に変えるプロジェクトは全米で初めてと注目されています。

GB型乾溜ガス化焼却装置