2011年6月1日

アメリカ特許規則改正  2011年5月17日発効

 アメリカ特許商標庁は、「Full First Action Interview Program」の実施を発表致しました。
これは、First Actionが発行される前に審査官とインタビューする機会が認められるものです。以前は特定の分野のみに認められていましたが、 今回から全ての分野で認められるようになりました。この試験プログラムは2012年5月16日に終了予定です。尚、この申請には政府費用はかかりません。
 但し、プログラムへ参加しても審査の順番が繰り上げられることはないことにご留意下さい。

1.メリット

・ 審査の順番がまわってきた際に審査を促進することができる。
・ 審査官と出願人の相互関係を促進化することができる。
・ 審査の初期の段階で審査官と一対一で特許性について解決する機会が得られる。
・ 早期に特許査定の発行を促進する機会が得られる。

2.デメリット

 一旦Pre-interview Communication*が発行されたらプログラムへの参加放棄はできない。従って、First Action Interviewの放棄申請書を提出した場合、及び審査官とのインタビューで合意に至らなかった場合、すぐにFirst Action Interview Office Actionが発行されてしまう可能性が高い。この場合応答期限が1ケ月(1ケ月の延長可。) 但し$120の延長費用を要する)と通常の応答期限(3ケ月)と比べ短い。  *下記の申請後の流れを参照

3.条件

・ 電子申請をしなければならない。
・ 20クレーム以下及び3独立クレーム以下の出願である(申請時にクレームの条件を満たすよう予備補正することは可能)。
・ First Office Actionの発行前である。
・ 単一性を満たしている。
・ 多数従属形式のクレームが含まれていない。

4.申請後の流れ

 プログラムへの参加が認められると審査官は先行技術調査を行い、Pre-interview Communication を出願人または代理人に送付する。関連する先行技術および拒絶理 由がある場合はPre-interview Communicationに記載される。

 出願人は、Pre-interview Communicationの発行から1ケ月以内に以下の3つの中から1つを提出しなければならない。

  1) First Action Interviewの放棄申請書を提出する。
  2) 回答書の提出(First Action Interview及びFirst Action Interview Office Actionを放棄する。つまり、Pre-interview CommunicationをFirst Office Actionとして受領する。)。
  3) First Action Interviewの申請書を提出し、提出日より2ケ月以内にインタビューの日程を決める。

   *インタビューにおいて、審査官による先行技術及び拒絶理由、出願人による補正案 及び/または意見書案について議論し、合意に至らなかった場合は、Interview Summaryが含まれたFirst Action Interview Office Actionが発行される。これは実質上First Office Actionとなる。