2010年4月1日

小松技術士事務所 小松 道男 技術士 と 日精樹脂工業株式会社
植物由来樹脂向けの射出成形システムを開発

 福島県いわき市 小松技術士事務所 小松 道男 技術士 と、地球環境と調和したモノづくりを推進する日精樹脂工業株式会社と が耐熱性のある生分解性樹脂(PLA)の射出成形技術を実現しました。

 植物由来で生分解性を有する環境対応素材のPLAは、石油系プラスチックの代替材料として期待されているが、耐熱性と耐衝撃性が低い点、また流動性、離型性が悪く深物成形や薄肉成形が難しい点などが課題とされていました。

 そこで、PLA100%材料のさらなる普及と用途拡大を推し進めるため、金型および成形加工技術のコンサルティングファーム・小松技術士事務所(所長・小松道男、福島県いわき市)は、日精樹脂工業株式会社(東証1部・本社:長野県埴科郡坂城町南条2110)の射出成形機(電気式、ハイブリッド式)ならびに成形加工技術と、小松技術士が保有するPLA成形加工に関する特許・発明およびその周辺技術ノウハウを活用することで、PLA専用の射出成形システム「N-PLAjet」を開発、第一弾として、耐熱性PLAの深物成形を実用化しました。

 これまで不可能とされていた耐熱深物容器の成形を実現するため、離型を促進する製法などを活用することで、120℃までの耐熱性を発揮するとともに、冷却時間の最適化を図ることで、サイクル短縮も実現しました。

 この「N-PLAjetシステム」は、専用金型、周辺機器を含めた射出成形システムをセットで提供するもので、その販売に関しては日精が窓口となる。当面、食品などの容器関係をはじめ、医療、化粧品容器、雑貨・文具などのディスポーザブル製品とリターナブル製品をターゲットにしています。

 日精樹脂工業と小松技術士事務所は、4月15日~16日に横浜で開催される国際医療機器展MEDTEC JAPAN2010にN-PLAjet射出成形システムを出展し、バイアルホルダーの加工実演を行います。

 製品としては東京伊勢丹でも販売されている極上のプリン(スイーツマジック)の容器(グリーンアースカップ)として既に市場に出ています。

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