2003年4月1日

株式会社キンセイ産業 代表取締役社長 金子 正元氏
廃棄物の乾溜ガス化方法及び焼却装置の開発で「文部科学大臣賞科学技術振興功績者表彰」を受賞

 文部科学省は2003年4月8日、科学技術で顕著な業績をあげた研究者らを表彰する平成15年度文部科学大臣賞の受賞者を決定した。それによると「科学技術功労者」に18名、「研究功績者」に39名、「科学技術振興功績者」に31名「科学技術普及啓発功績者」に6名、その他に創意工夫功労者、創意工夫育成成功学校がそれぞれ表彰される。

 今回の受賞者として当社クライアントである株式会社キンセイ産業代表取締役社長金子正元氏が、「科学技術振興功績者」として表彰されることが決定した。

産業廃棄物の焼却において、完全燃焼を実現するためには、直燃式及び乾溜ガス化式ともに、廃棄物の種類と量に応じて必要な空気量を見極め、また発煙や爆発を起こさないよう、微調整する熟練した経験が必要であった。

金子氏は、完全燃焼実現の方法として、乾溜ガス化方法を採用し、燃焼炉の燃焼温度、さらにガス化炉の温度をセンサで検知し、その変化に応じて、完全燃焼に必要な乾溜ガス化炉への空気供給量と、燃焼炉への空気供給量を、それぞれの調節弁の開度を増減して自動調整できるようにして、焼却装置の運転に熟練者を配置することなく、高温・安定・完全燃焼を実現し、ダイオキシン類濃度の低減、大気への排出ガス量抑制、ばいじんの減少に寄与する乾溜ガス化焼却装置を開発した。(特許第2613345号,特許第1943493号,特許第2535273号,特許第2880425号)

本開発により、乾溜後の廃棄物の最終的な燃焼、灰化を確実に行えるため、産業廃棄物の焼却における環境負荷の低減及びエネルギー資源の消費低減に寄与している。

  • 金子 正元氏 (株式会社キンセイ産業 代表取締役社長)
     1967年群馬県高崎市にて創業。産業廃棄物焼却炉の製造販売を開始。以後、各種焼却装置・熱エネルギープラントを開発、販売し、一環して産業廃棄物処理に取り組む。1988年にGB型乾溜ガス化焼却装置特許申請を開始。乾溜ガス化燃焼の基本制御についての基本特許を中心に、装置構成、応用技術、運転方法など24の周辺特許を取得し、海外においても、台湾、アメリカ、欧州連合、シンガポール、韓国、インドネシア、中国で特許を取得し、タイ等で特許出願中で、世界的戦略をもって特許を取得している。

参考資料媒体

  • 日刊工業新聞 2003年4月9日5面 「科学技術」
  • 文部科学省「平成15年度 文部科学大臣賞」発表プレスリリース

会社情報

キンセイ産業社章

会社名 株式会社キンセイ産業
設立 1967年
代表取締役 金子 正元
住所 〒 370 - 1203 群馬県高崎市矢中町788
TEL 027 (346) 2161
FAX 027 (346) 5476

焼却装置写真
GB型乾溜ガス化焼却装置